共に感じる
蟹座は自分の感情を自分の内側で確かめようとしても、上手くできないということがあったりします。
どういうことかというと、蟹座は他の人の感情を取り込むことによって自分を知ろうとする傾向があるのです。
鏡のように相手に自分を映して見るのではなく、一体化して相手の感覚の中にいる自分を知ろうとするわけです。
そういう意味で、蟹座の感覚というのは相対的なもので、独立して存在しているわけではないといえるかもしれません。
愛する人の喜びは自分の喜びでもありますし、自分の喜びは相手と分かち合いたいと願います。
そして悲しみは受け入れてもらうことで癒されたりもします。
もしたった一人で生きていかなくてはならなくなったとしたら、蟹座は自分が存在する意味を見出すことができなくなってしまうかもしれません。
蟹座は愛する人の感覚は自分のものであり、自分の感覚は愛する人のものであると無意識に感じていたりするといえます。
空気に敏感
最近は「空気を読む」という言葉をよく耳にしますが、もしかしたら、この能力で蟹座に勝る星座はいないかもしれません。
ムリに周囲の状況をキャッチしようとしなくても、なぜか周囲の空気感を感じてしまうとというのが蟹座の感覚の特徴です。
蟹座はとても気配りができる方が多いともいえます。
これは「空気を読む力が優れている」ということができます。
ただ、それが本人にとって本当に良いものかどうかはまた別の話かもしれません。
なぜなら、人によっては感覚がどんどん研ぎ澄まされていって、敏感になることで情緒が不安定になりやすいこともあるからです。
空気を読む力がプラスになるかそうでないかは、その人の心の安定度合いによるといえます。
心が安定しているのであれば状況を敏感にキャッチしてうまく扱うことができますが、もし精神的に不安定な場合は少し過敏になってしまう可能性もゼロではありません。
気持ちが読める
蟹座のすごいところは空気を読むだけでなく、相手の気持ちを察知できることといえます。
相手の気持ちをムリに考えなくても、気持ちを手に取るように感じられたりするわけです。
蟹座の特徴である「共感力」は生まれながらの素質というのが大きくて、訓練したからといって簡単に身につくものではないと気づかされます。
心優しい蟹座の方はすばらしく相手への思いやりにあふれていますが、
万が一、邪(よこしま)な心を持つ人の場合は、相手の弱みに付け込もうとする可能性もなくはありません。
蟹座ほど、その人の人間性によって感性に違いがでる星座はないといえます。
ヒトは自分と似た波動を受け取りますから、優しさをよく感じるのであればそれはその方の心が美しいからといえるかもしれません。