主観が優先される
「月」を支配星にもつ蟹座は、月の引力で潮の満ち引きが起こるように大きな感情の波を持っているといえます。
そのため蟹座の思考は感情に影響されやすく、理性だけが占める割合が必ずしも多いとはいえません。
物事を客観的に眺めるというのは、あまり得意ではないので蟹座の性質が強くなると主観抜きに考えるのがむずかしいということもありえます。
主観が強いながらもほとんどの蟹座の人は上手に話を受け止めてくれますが、心が閉じてしまっている場合は他の人の意見を全く受け付けなくなることもあったりします。
感情的になっているときにすぐに冷静になって別の視点から考えるというのは、蟹座にとってはあまり慣れないことといえるかもしれません。
仕事では客観的になれたとしても、プライベートではやはり主観メインになりやすいというのが蟹座の思考の特徴といえます。
議論は苦手
仲間と心を通わせて仲良くしたいと考える蟹座にとって、親しい友人と激しい議論を戦わせるというようなことは、想像すらできないかもしれません。
基本的に他者と競り合うことはよくないことと考える傾向があるので、議論を楽しむという感覚はあまりピンとこなかったりするわけです。
「感情抜きに議論を楽しむ」
というのは蟹座にはしっくりこない考え方といえるでしょう。
蟹座はもともと理屈っぽいことが苦手な傾向があります。
そのため理屈ばかり言っているような人に対しては、すこし抵抗感を感じてしまうかもしれません。
ただ中には理性と感情をうまく切り替えられる蟹座の人もいて、そういう方はゆたかな感情と思考が相まって存在が際立っていたりもします。
本音か建前か
主観が優先される蟹座にとって、感情と思考の区別というのは、あまり明確に分かれていないことがあったりします。
その代わり「感情と思考」ではなく、「本音と建前」という区別で思考を整理していることがあったりもします。
感情メインで話しているときが本音で、本音を上手に隠しているときが理性的な思考と区別していたりするわけです。
多くの場合それは、相手を傷つけないようにという蟹座特有の思いやりだったりもします。
ただ蟹座の性質が強まると…
「本音と建前がない人なんていないよね?」
と思っていることもありえます
蟹座は感情を思考と切り離すのがあまり得意ではありませんが・・・
思いやりや豊かな感情を扱うことが上手ですから、そこでバランスをとることでさらに良さが引き立つといえます。