自己防衛反応
ざっくばらんな蟹座は、のんびりとしたオープンマインドに見えるかもしれませんが、実はけっこう臆病で慎重なタイプです。
馴染みのないものや未知の人や物事には(心の中で)あきらかに警戒します。
蟹座は小さな自分ワールドを作り上げて、信頼できる人とだけその世界の中で生きることを望みます。
それはまるで小さく閉鎖的な村のようなものなの。
新しく侵入してくるものが、自分の世界にどんな悪影響を及ぼすか心配になってしまうのです。
そのため全く害もない人物だとしても、その村の住民としてふさわしくないと感じると攻撃して追い出してしまうこともありえます。
蟹座は女性性の強い星座ですから、攻撃ではなく守ることで生き延びようとするのです。
首尾一貫しないことも
理性的な人の思考はまるでパズルを組み立てるように理路整然としているものです。
しかし蟹座の思考というのは、まるで水が入ったグラスのようなもの。
振動やちょっとした力を加えただけで波打ったり、あふれたりしてしまいます。
理性と感情が占める割合には個人差があるものの、感情を用いて判断を下すためその明確な基準というのがどうにもよくわかりません。
昨日まで嫌いだったものを急に好きになってみたり、もちろんその逆もありえます。
そのため行動に首尾一貫性が見られずに、傍からみると理解不能な態度をとってしてしまうことがあるのです。
しかし本人は自分なりの理論をもっている(と信じている)ため、外部からの指摘などは一蹴してしまいます。
蟹座の判断基準は本人にしかわからないものなのです。
真似るのが得意
蟹座のユニークな特徴のひとつとして「模倣するのが得意」ということが挙げられます。
誰かのしぐさ話し方を真似てみたり親しくなればカラオケなどでモノマネを披露してくれるかもしれません。
相手の気持ちや感覚などをとらえるのが上手なので、自然に真似ができてしまうのでしょう。
そのため、仲の良い友達と似たような服を着てみたり、髪形を同じにしたりなどもよく見られます。
好きな人と一体化願望のある蟹座ですから自分の個性をアピールすることにあまり興味はありません。
しかし、中には真似をされることを良しとしない人がいるということも忘れないようにしましょう。
模倣する相手を選び、尊敬できる仕事や態度や生き方などを真似るならば、素晴らしい学びになりそうです。