守りに入る
全体的にこわがりで用心深い蟹座は、新しいものに挑戦することがあまり好きではありません。
蟹座には著名な冒険家などもいますし、外の世界に対して冒険心がないということではないのですが、考え方はけっこう保守的なほうです。
未知の世界を追求したり「無」から何かを生み出すことは良くても、既にあるものを壊して新しいものを作り出していくということには抵抗があるでしょう。
人生をやりなおしたり方向転換するときなどには、古いものを一度壊さなくてはいけないことが多々ありますが、そんなときの蟹座は守りに入って身動きが取れなくなってしまうことがあるようです。
これは本能的な感覚なので変えるのはなかなか難しいものですが、自分の傾向を理解しておくことで変化が生まれてくるかもしれません。
嫌われることを恐れる
蟹座は非常に女性的な星座なので、じつは弱い部分が少なくなくありません。
その弱さも見方を変えると長所になるわけですから一概に悪いこととはいえないものの、弱さゆえになにかを特別に恐れてしまうとしたならそれは問題になるでしょう。
蟹座が最も恐れていることのひとつは、人に嫌われてしまうということです。
さらにいうなら、昔でいうところの「村八分」というようなのけ者にされてしまうことを恐れています。
ある集団の中で受け入れてもらえずに孤立してしまうということは蟹座にとっては何よりも耐え難いことのはず。
孤独になっても自分の個性を貫いて生きていく、というのはなかなか考えにくいことでしょう。
嫌われるのを恐れるのはあるいみ自然な感情かもしれませんが、度が過ぎるとそれが原因で人間関係を悪化させていることもあるものです。
感情を手放せない
考えなくてもよいことを意識的に考えないようにすることで、運命の流れを変えやすくなるものですが、蟹座は自分の感情を手放すのが得意なほうではありません。
変化を好むほうではないので、それはそれでよいのかもしれませんが、いつまでもネガティブな感情を持つ続けていたなら不運を呼び込んでしまいかねません。
それが分かっていても、気持ちの整理をつけて、不要な感情をばっさりと捨ててしまうのは蟹座にはかなりむずかしいことでしょう。
別れたほうが良い人をいつまでも引きずったり、いじわるされたことをずっと根に持っていたり、小さな失敗を気にしていたりするかもしれません。
思いを断ち切るというのは勇気がいることですが、思い切って手放してみると、軽やかで明るい気持ちになれたりするものです。