最初はけっこう人見知り
どんなに元気で社交的な蟹座でも、初めてお付き合いをするようになった人に対しては人見知りな態度をみせることがあります。
とはいってもそれはシャイだからではなく、相手のことを観察しているからであり、どこまで関係を深められるのか見極めようとしているのです。
蟹座は人の気持ちを感知する能力に優れているだけでなく、観察力が鋭い人多がいので、無意識のうちにあらゆる情報を収集しているのでしょう。
そのためか、蟹座の第一印象は「おとなしそう」「やさしそう」というのが多くなるようです。
しかし、必ずしもおとなしい人ばかりではないので時間が経つと元気な姿をみせるようになりますが、それは相手にとっては予期せぬ驚きになるに違いありません。
仲間か他人か
これまで何度か述べているように蟹座には、心の中にある一定のラインを引いて、人を敵か味方か区別しようとする性質を持っています。
敵や味方といっても、これはあくまでも表現上のことにすぎません。
別の言い方をするならば「愛情を注ぐべき対象」か「自分を脅かす可能性がある他者(愛情を向ける価値がない人)」だといえます。
この線引きがマイルドな人は良いのですが、ひどく感情的な線引きをする人の場合は、ラインの外側にいる人(自分の仲間ではない人)のことを攻撃した上に、排除してしまおうとすることもありえます。
こういったことは、どちらかというと蟹座女性に見られがちなのですが、その理由は女性特有の「弱さ」なのかもしれません。
弱い自分を守るため、戦うかわりに過剰に自己防衛してしまうわけです。
本人はまったく悪気はないのですが、場合によっては仲間はずしなどになりかねないので注意が必要といえるでしょう。
ローカルにかかわる
生まれたときから人は自分の生きるフィールドについての一定の感覚を持っています。
たとえば、地元に残って家族や仲間と地域密着で生活したいとか、日本中を飛び回って仕事をしたいとか、いやいや世界に羽ばたいてグローバルな視点で生きていきたいというようなことなどです。
蟹座の場合は心のラインをどこに引くかによって違ってきますが、それでも自分が生きる地域との関わりは大切にするほうです。
もし海外に住んで世界中を飛び回るような仕事をしていても、自宅に戻ればきちんとご近所付き合いをしたりして地域性も大切にするでしょう。
どこに住んでいても自分の生きる場所を大切にしようとするのは蟹座の長所のひとつです。
行きつけのお店や、馴染みの店員さんなどを増やしていって、普段の生活をより楽しいものにしようとしたりします。
これは生活の場をより良くしようとする蟹座の本能だといえます。