「そんなこと信じない」
好きな人に対してマイルドに接する蟹座は、ぶつかり合うのではなく、相手と心を溶け合わせようとします。
そのため恋人の浮気を知ったとしても、激しく怒るというより、信じられない気持ちでいっぱいになるでしょう。
たとえ相手の行動がかぎりなく怪しいと薄々気づいていても、愛する人のことを信じ続けていたいのです。
もし信頼感がなくなってしまったなら、ひとつに溶け合っている二人の心は分離していってしまうからです。
相手に対する怒りはも感じるものの、それ以上の悲しみが襲ってきてつらくなり、信じるふりをするしかなくなるのかもしれません。
一生懸命に恋人を信じようとする蟹座の気持ちは本当にけなげなものです。
関係は断ち切らない
万が一、恋人の浮気が本当だったとわかっても、蟹座はすぐには別れようとはしないでしょう。
混乱する気持ちをどうにか落ち着けて話し合い、それからもう一度やり直せないかを確認します。
気持ちの整理ができないし、相手の気持ちも変わるかもしれません。
なにより、一度の浮気ごときで愛する人との関係を断ち切るなんて蟹座には到底できません。
恋人にまだ少しでも好きだという気持ちがあるのなら希望は全くゼロではない、と前向きに考えるでしょう。
それがほとんど可能性のないことだとしても、蟹座はそう信じようとします。
愛する人を慈しみ守り続けてきた蟹座にとって、その愛が自分から離れていくなんて想像すらしたくないことなのです。
泣いて泣いて怒りに変わる
いろいろな気持ちをぐっとこらえてやり直そうとしたにもかかわらず、それでも恋人が離れていってしまったなら、一時的に蟹座の心は壊れてしまうかもしれません。
心を閉ざして泣き続け、つらい気持ちを友達に聞いてもらうのがやっとです。
それまでに我慢していた、怒りや不安、不信や不満や疑念などを一気に吐き出すことでしょう。
もともと理性と感情が混ざり合いやすい蟹座ですから、気持ちを整理するまでにかなりの時間がかかってしまうでしょう。
身を切られるような辛さを友達に話を聞いてもらう過程で、悲しみが怒りや憎しみに変わっていくかもしれません。
豊かな愛情をもっているということは、その反動で憎しみも大きくなりやすいのです。