自分からは断ち切れない
付き合ってみたらお互いの問題点や相性の悪さに気づいてしまい、別れた方が良いと感じていても、自分から別れを切り出すことが蟹座にはできません。
たとえ気持ちが冷めてしまっていても、一度は心をひとつに通わせた仲ですから、愛とはまた違う愛着のようなものがあるからです。
感情の整理をすることも苦手なため、どうやって気持ちを切り替えて、上手に関係を終わらせて良いかもよくわかりません。
相手も別れたがっているのがハッキリしているなら切り出し易いですが、まだ自分のことを好きでいてくれるとなると、その好意を拒否してしまうのがかわいそうな気がします。
そうやって中途半端な関係をズルズルと続けている蟹座はけっこう多いかもしれません。
人生観が違いすぎる
恋愛の先には結婚の可能性があるというのが蟹座の考え方ですから、恋人には互いに共有できるような価値観を持っていてほしいと考えます。
極端な例えでいえば、じつは別居婚を望んでいたとか、夫婦別姓を望んでいるとか、子供は全く欲しくないとか、そういったことは別れの原因になるでしょう。
金銭感覚が違いすぎたり多額の借金があるなど、結婚した場合に支障になるような問題がある場合も同様です。
多少のことならまだしも、自分の価値観を曲げてまで個性的すぎる生き方に合わせていくのは蟹座にはほとんど考えらないことでしょう。
結婚相手として失格
とくに個性的な人でないとしても、結婚相手としての資質に疑問を感じるようになると、別れを考える原因になるかもしれません。
その人と一緒にいることで幸せな結婚生活をイメージできなくなると蟹座の恋は終わりに近づいているのです。
怠け者で働く気もないとか、ギャンブル癖があるなんていうのも、いくら包容力がある蟹座でも受け入れるわけにはいきません。
一緒に幸せな人生を送れそうな相手だと思うからこそ愛し尽くすのであって、深刻な自己犠牲を伴うようなことはまっぴらごめんなのです。
蟹座は、自分で幸せな家庭を築くことで、親や親戚や友達までも守ろうとする感覚をもっています。
結婚相手として失格のだと感じる相手と別れることは、蟹座にとっての辛い任務のようなものかもしれません。