ミステリアス
社会に出るとさまざまな事情からプライベートなことを話したがらない人がけっこういるものです。
もともと無口だったり、過去になにか話したくないことがあったりする人だと、個人的なことを聞いてもはぐらかされてしまったりします。
しかし、蟹座はそんなミステリアスで素性の分からない人というのがとても苦手です。
どんなに良い人だとしても、その人のバックグラウンドがわからないままでは親しくなろうという気にはなりません。
なぜならミステリアスな人というのはどうにも捉えどころがなく、敵なのか見方なのかがハッキリしないからです。
蟹座は用心深いので、分からないものを分からないまま楽しむという感覚はあまりありません。
素性が分からない人はそのまま敵とみなされてしまうこともありえます。
距離感がある
好きな人のことはすべて理解して受け入れてあげたいと思う蟹座なので、相手が一定の距離をおこうとしているのが分かると愕然としてしまいます。
世の中には、好ましいと思う相手に対してもある程度の距離感があるほうが心地よいと感じる人がいますが、蟹座にはその感覚がピンときません。
異性同姓にかぎらず「好きなら心から親しくなりたいと思うのは普通じゃない?」と思ってしまうのです。
蟹座にとって、心の距離を保ったままで親しい関係を続けるというのは、かなり難しいことだといえます。
そのため心の距離感があるほうが心地よいと感じるタイプの人からは、いつか自ら離れていってしまう可能性があります。
意見交換だけを楽しむ
趣味や仕事の仲間などで、プライベートなことは一切話さずに、お互いの意見を交わして楽しむというのは蟹座には物足りなく感じてしまいます。
意見交換や議論を戦わせて楽しむというのは理論派タイプの人が好むことですが、感情派の蟹座にとってそれだけではどうもつまらないのです。
理屈をこねくり回しているだけのようにも感じますし、なにより感情を含まない関係というのが冷たく感じられてしまいます。
人との和を大切にする蟹座は、他人の意見を押しのけてまで自分の考えを述べるということはあまりしません。
もし議論を戦わせようものなら、どうしても感情的なわだかまりを感じてしまうでしょう。
激しい議論を交わした後にお互いの健闘を称えあうというような人間関係は、蟹座にはあまり居心地良くないようです。