開拓者精神が必要
敏感で用心深いところのある蟹座は、未知の世界というものを恐れます。
恐怖を克服するためにわざと未知の世界に出かける蟹座もみられますが、それをメインの仕事にするのは避けたほうがよいでしょう。
趣味であれば問題ありません。
たとえば市場開拓のために未開地へ行くとか、危険を伴うおそれのある作業に従事するなどは、蟹座にとってはストレスになりやすいといえます。
また自分から率先して最前線に立たなければならないような仕事も合いません。
ひとことで言うならば何かと「戦う」というのは蟹座には向いていないのです。
もし、やむなくそういう場面になったなら、自分が前面に出るのではなくそれに向いている人を起用したほうがよいでしょう。
蟹座はコーディネーターとしての立場のほうが合っているといえます。
移動があまりに多すぎる
なにかと「枠組」というものが重要になる蟹座ですから、仕事とはいえあまり頻繁に移動が多いのは感覚的に落ち着きません。
営業や調査などで日本中、世界中を飛び回り、家に帰れるのは月(年)に数回なんていう状態がずっと続くと想像以上に疲れがたまる可能性があります。
移動そのものはそれほど嫌いというわけではないのですが、家に帰ってほっとできる時間が充分にないとストレスを感じやすいのです。
そのため、単身赴任が長引くことなども蟹座にとっては負担になりえます。
自分の生活の場は心地よく保とうとしますから、単身赴任先で個人的な新しい人間関係を作りあげてしまうかもしれません。
公平な判断が必要
どんなに優しく心が広い蟹座であっても、その判断はどうしても感情的なものに偏りがち。
もちろん本人はまったくそのつもりがなくても、完全に理論派タイプの人から見るとどうしても主観が残っているように見えてしまいます。
普通の仕事であれば問題はないでしょうが、公平かつ理性的な判断が必要になる仕事などは蟹座に向いているとはいえません。
客観的な判断を下すということは、どこかで感情を断ち切らなければいけないわけですが、蟹座にとってはそれは至難の業。
万が一、そうできたとしても、強い精神的ストレスになりえます。
優しさや共感性が蟹座の基本的な性質ですから、それを排除しなければならないような仕事は辛いものになる可能性が高いのです。